むらさきトンボの羽ばたきは聞こえない

今年の梅雨は少し長い気がする。ちょっと量が多い気がする。
そんな気がするだけなのかも知れない。

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かためてしまってはいけません。凍りついてしまってはなりません。
激昂してしまってはいけません。落ち着かなくてはなりません。
やわらかく，やさしく，あたたかく。
きっと明日はいい日です。

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おおつぶの雨が降り出しました。突然のさびしい雨です。まずいです。やばいです。
今年の年末はさびしいです。クリスマスからは最低です。
だからその前に。けれどその前には，お楽しみを準備しました。お楽しみがあります。それで気持ちをもりあげているのに。だから気分を燃やそうとしているのに。さびしくなんかないのだと･･持って行こうとしてるのに。この雨はいけません。冷たく厳しい雨なのです。
昨夜は電話で話しもしたのに。気持ちを持ち上げていかなければなりませんぞ。

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村上春樹の顔を好きでなくなっている。歳を重ねることを云々しているのではない。だれでも歳をとる。歳を重ねる。そんなことじゃない。村上春樹の本の話だ。顔の話だ。
村上春樹の本は買わずにはいられない。読まずにはおれない。けれど，いつからか･･･少し違うような気がしている。何かが違うのだ。いつからか，なんて･･本当ではない。私はその時期のことを自分ではちゃんと区切ることができている。村上春樹は変わったのだ。
ノーベル賞を取れても取れなくても。これも少し違う。

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雨の季節のおわる頃だ。父と母のふるさとの直物だ。

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